私は2019年にフィリピン留学とオーストラリアワーホリで合計で5か月半語学学校へ通ったのですが、初級から始めて4か月で中級クラスに入れました。
一般的に留学で英語力を1つ上げるには3か月かかると言われている中で、たった4か月でレベルを2つ上げた私がどんなことをしたのかについてご紹介します。
予習と復習を徹底してやったから

「なーんだ、結局か。」
そう思われたそこのあなた。そうなんです、結局のところ予習と復習が全てになるんです。
しかし予習と復習の重要性を理解していない人が多く、
- 出された宿題だけやる
- 復習だけ一応やる
というだけでは本当にもったいないですし、勉強効率も悪く成長スピードも遅くなります。
私は留学前に日本ワーホリ協会の私の担当者の方から英語力が上がるサイクルはおよそ3か月と教えてもらい5か月半語学学校に通うことにしたのですが、
そのサイクル通りでは初級で入学すると卒業する頃にようやく中級になれてるかどうかという期間。
そのため授業で出された宿題だけではなく予習と復習を徹底して行った結果、私は語学学校に入学して4か月後には中級クラスに入ることができました。

留学という貴重で限られた時間の中で、いかに予習と復習を徹底できるかが自分の英語力を伸ばすポイントになります。そこで今回、
- 予習と復習の重要性の解説
- 私がやった予習と復習の流れ
をお伝えしていきますのでぜひこの記事を読んでご自身の勉強に取り入れてみてくださいね。
なぜ予習と復習は大切なのか?
「予習か復習どっちかじゃダメなの?両方やる時間ないよ!」
と、よく思われがちですがセットでやらないと残念ながら勉強効率が上がらないんです。
予習→授業→復習のサイクルでやることで効率的に学べ授業で習った英語が使えるようになるのですが、そもそも予習と復習が何の目的でやるものなのか理解する必要があります。
予習は授業を理解しやすくするため

例えばあなたが映画を観ることになったとき、あらすじを知った上で映画を観ますよね。
もしあらすじを全く知らずに観ると、
- ロマンスなのかサスペンスなのか内容を把握するのに時間がかかる
- 登場人物の名前や関係性がなかなか覚えられない
- 内容を理解するのに必死で気づいたら映画がほとんど終わってる
- 内容が理解できないから映画がつまらない
という状態に陥ってしまいますよね。せっかく映画館に足を運んでお金を払って観たのにもったいないと思いませんか?
実はこれ、勉強でも同じことが言えるんです。
あらすじを知ること=予習
なので予習をしていないと授業の内容を把握するために必死になってしまい、理解する前に授業が終わってしまうことになりますし、
場合によっては授業に集中できずに上の空なんてことになりかねません。
そうなるとせっかく英語を学ぶために海外に来て高い授業料を払っているのに、非常にもったいないですよね。
そうならないためにも、予習をして授業を理解しやすくする必要があるんです。
復習は知識を定着させ使えるようにするため

もしあなたが映画の続編を観ることになったとします。続編を観る前にあなたが、
映画のホームページやパンフレットで一作目の内容を振り返る
ということをしていれば、続編を観るときは一作目の内容が知識として頭に入っているので続編をより楽しむことができますよね。
勉強に置き換えて言えば、
教科書やノートを見て授業の内容を振り返る=復習
をすれば授業の内容を知識として定着させることができるようになります。
もしあなたが映画を観て楽しむだけのように英語を教わっただけで満足するのであれば、ここまでやれば十分です。
でも実際は英語を使って、
- 友だちやホストファミリーとコミュニケーションをとる
- 留学中あるいは帰国後に仕事をして収入を得る
というように英語を使えるようにしなくてはいけませんよね。
映画で言うなれば、映画ライターのように映画の感想を人に伝えているイメージです。
つまり復習には2つのタイプがあり、
- 知識を定着させるためのインプット型の復習
- 定着させた知識を使えるようにするアウトプット型の復習
この両方の復習を行うことで英語を知識として定着させて使えるようになるんです。
予習と復習で効率的に英語が身に着く

予習しかやらなけければせっかく授業で学んだことが知識として定着しないため、使える英語になりませんし、
復習しかやらなければ授業内容を理解することに毎回必死になり、余計に復習に時間がかかってしまいます。
分からないことが多いと授業中に積極的に発言することができずに、成長スピードも遅くなってしまいます。
- 予習は授業を理解しやすくするため
- 復習は知識を定着させ使えるようにするため
であり予習→授業→復習のサイクルで学習していくことで効率的に英語を身につけることができるというわけなんです。
私がやった予習と復習のやり方
予習で分からないところを明確にする

まず初めに、予習範囲をざっと読んで概要を把握します。
この時はしっかり読み込んで理解する必要はなく、おおよその全体像が把握できれば問題ありません。分からないところがたくさんあっても心配しないでくださいね。
次に、丁寧に読み分からないところをあぶり出していきます。

初めて見る単語や語句はマーカーで引き、意味と発音を調べてノートに書いておきましょう。また、既出で意味を忘れてしまった単語や語句には色を変えてマーカーでチェックしていきます。
時間がないときでもここまでやっておくと授業がだいぶ理解しやすくなりますよ。
その後に単語や語句の意味が分かった状態でもう一度読み込み、理解できないところを確認します。
そして、授業で質問したいことを文章におこします。
聞きたいことをパッと言えればいいですが、中級者以下はそう簡単にはできません。理解できなかったところについてどのように英語で質問すればいいか文章におこして質問する準備をしておきます。
ここまでは授業の前日までに行いましょう。
最後に、授業の始まる直前に授業範囲をもう一度ざっと目を通しておきます。
人は時間が経つと記憶力が低下していきますので、スムーズに授業を理解するためにもう一度ざっと授業範囲を読んで概要を把握しておきましょう。

予習で大切なことは理解することではなく、「分かる範囲」「分からない範囲」を明確にすることです。
復習は日にちを分けて見直しする

復習は授業を受けた当日と週末に分けて見直しを行っていきます。
なぜかというと人は何かを学んだ時に、
- 1日後には67%忘れる
- 6日後には75%忘れる
ようになっています。これはエビングハウスの忘却曲線というものでこの研究結果からは、
学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻ります。そして、ここからが素晴らしいのですが、次回の復習は1週間以内に、たった5分すれば記憶がよみがえるのです。そして、次は1か月以内に2~4分復習すれば、また記憶は復活するのです。
https://ryugaku-kuchikomi.com/blog/ebbinghaus-the-forgetting-curve/
と言われておりますので、試験前以外では授業を受けた当日とその週末に復習するのがベストだと思います。
そのためまずはインプット型復習として当日の授業のノートや教科書を見直しします。
授業で分からなかったところがあれば参考書を読んだりネットで調べていきましょう。それでも分からないところがあれば、次の日に先生に確認して疑問を全てクリアにしてください。
その次に、アウトプット型復習として授業で習った英語を使って例文を3つ書いていきます。

例文は会話でも使えるようにするため自分や身近な人にまつわることで、肯定文、否定文、疑問文の3つを書いていきましょう。
例えば現在完了形の継続についてだと、
- I have known Haruka since 15 years ago. (私はハルカと15年来の知り合いです。)
- My mother hasn’t worked since she married.(母は結婚してから働いていません。)
- How long have you been in the English Language School?(どのくらい語学学校に通っていますか?)
のような感じです。例文を書くのも私はなるべく授業を受けた当日中にやるようにしていました。
あとはアウトプット型復習として習った英語を使って日記を書くというのもありですね。
そしてインプット型復習として週末に1週間分の授業範囲を見直します。
予習と授業当日の復習がしっかりできていれば、週末の復習は時間をかけなくても知識として定着できているかと思います。

私の実体感として5分程度で理解できればしっかり予習と復習ができている証拠ですね。
まとめ
予習と復習についてお話してきましたが、語学学校に通っている間は予習と復習に力を入れてやるべきだと考えます。
語学学校ではあなたの現在のレベルに合わせた英語を学ぶことができるので、下手に色んな勉強法に手を出すよりも学校で教わることをしっかり身につけようとすれば、あなたの英語力は早く確実に上がります。
今まで予習と復習を疎かにしていたという方はこの記事を参考にやってみてくださいね。
コメント