この記事では「ワーホリで語学学校に行く必要があるのか?」「語学学校に行ってちゃんと英語力が上がるのか?」ということを経験者の私がお答えします。
ワーホリに行こうと決めたあとに考えるのは語学学校に通うかどうか?ではないでしょうか。
私はオーストラリアワーホリで最初の2か月半は語学学校に通いました。
その経験をもとに語学学校に行くべきか私の考えをお伝えします。

英語力を上げたいなら語学学校に行くべき

結論からお伝えすると、ワーキングホリデーで英語力を上げたいなら語学学校に行くべきです。
なぜかというと語学学校に通えば個人差はあるものの、確実に英語を伸ばすことがことができるからです。
私の場合、オーストラリア・ブリスベンワーホリで最初の2か月半は語学学校に通いました。
入学してすぐのレベルチェックテストでPre-Intermediateのクラスに入り、最終的にIntermediateのクラスで卒業。英語力を1レベル上げることができました。
Pre-Intermediate(中級下レベル)
■ TOEIC:450~650■ 英検レベル:準2級
このレベルになると相手の言っていることをちゃんと理解し、自分の言いたいことをしっかり相手に伝えることが出来るようになります。
Intermediate(中級レベル)
■ TOEICスコア:650~750■ 英検レベル:2級
このレベルになると大学進学準備コース、IELTS、TESOL、ビジネスコースなど、語学学校中の特別コースを受講できるようになります。仕事に英語を使って行きたいと考えている人には、ここがスタートライン!
日本ワーキングホリデー協会より引用
では語学学校にどのようなメリットがあり英語力が上がるのかをご紹介します。
人脈が増え友だちがたくさんができる

英語力を上げるためにはたくさん英語でコミュニケーションをとることが大切ですが、語学学校なら外国人の友だちをたくさん作ることができます。
現地に知り合いがいれば話は別ですが、正直ワーホリに行ってもすぐに外国人の友だちを作ることは難しいです。
そうなるとなかなか英語で話す機会がなく、英語力が上がりません。
それならば語学学校に通い英語を学ぶ外国人の仲間を作り、英語でコミュニケーションをとる機会を増やす方がいいですよね。
私が通っていたブリスベンの語学学校にはブラジル、ポルトガル、スペイン、チリ、ペルー、台湾、韓国など様々な国籍の生徒が在籍。
オーストラリアの語学学校は1クラス15人前後。
私は2か月半の間にPre-IntermediateとIntermediateの2クラスに在籍したので、30人友だちを作ることができました。
語学学校に通うと学校の友だちだけではなく、そこからさらに友だちが輪が広がります。
ある日の休み時間に「アジア人の女の子の友だちが欲しい!」と私が話したところ、台湾人の男子生徒がブリスベンの大学に通う台湾人の女の子を紹介してくれることに。
そして3人で台湾料理を食べに行ったりラーメンを食べに行って、台湾人の女の子と仲良くなることができました。
このように語学学校に通えばたくさんの友だちができることで、英語でコミュニケーションをとる量を増やすことに繋がります。
先生のサポートで実践的な英語が身につく

語学力を上げるには実践的に英語を使っていく必要があります。
しかし自分の英語力に自信がないと現地の人と会話するのが怖くなってしまい、いつまで経っても英語力が上がりません。
また語学学校に行かずに友だちができたとしても相手の方が英語を話せるのであれば、自然と自分が聞き役に回り自分の会話量が減ってしまいます。
しかし語学学校であれば先生が英語で話すことが苦手な生徒をしっかりとサポートしてくれます。
さらに語学学校のイベントに参加すれば、先生のサポートを受けながら実践的に英語を使う機会もあります。
私が参加した語学学校のイベントの一つに、謎解きゲームがありました。
場所はFox in a box brisbaneという謎解きができる施設。
先生1人と生徒5人の6人1グループになり、私たちのグループは発明家の二コラ・テスラがマンハッタンのホテルで迎えた最期について解き明かすというもの。
施設の一室に隠された謎を探すためにみんなで協力する必要があり、実践的に英語を使うことができます。
このイベントには初級から上級クラスまで様々なレベルの生徒がいましたが、どの生徒でも参加できるよう先生が偏りなく上手くサポート。
しかも語学学校の先生は日本人がシャイであることを理解しているので、特に日本人生徒を気にかけてくれます。
そのため英語に自信がなくても語学学校なら先生のサポートを受けながら、実践的な英語を身につけることができます。
自分の英語力の確認ができ弱点を伸ばせる

語学学校に行くことで自分の英語力を確認することができ、弱点を伸ばすことができます。
私は語学学校に入学当初、多くの日本人と同じくスピーキングが弱点でした。
最初のクラスであるPre-Intermediateレベルでは、ラテン系のクラスメイトは良く喋るのにとにかく文法は苦手。

先生!Does he make~?の文で、どうしてmakeにsが付かないの?
このような日本人がびっくりしてしまうような質問をするクラスメイトばかり。
しかし私は文法はできても喋ることが苦手だったためPre-Intermediateクラスになってしまいました。
そのためとにかくスピーキング力を伸ばすために、授業中に積極的に発言したり分からないことがあれば先生に質問して必ずその場で解決。
休み時間も外国人の友だちとたくさん会話するよう意識して学校生活を送っていました。
そして入学して2週間後のレベルチェックテストでは合格ラインの80点を取得。Pre-Intermediateより1つ上のIntermediateのクラスに上がることができました。
語学学校に行けば客観的に自分の英語力を確認し、自分の弱点を伸ばすことができるのです。
なぜワーホリで英語力が上がらないのか?

語学学校に行かないと英語力が上がらないのか?と言えば、そんなことはありません。
しかしワーホリに行っても英語力が上がらない人が多くいる理由は、英語を使う環境を上手く作り出すことができないからだと私は考えます。
例えばワーホリに行ってとりあえず日系レストランで働いて、そのまま職場でできた日本人の友だちとばかり過ごしてしまう。
ローカルの仕事を探そうとしても、言葉のストレスのない日系レストランでの居心地の良さから辞められなくなる。
部屋を借りたり何か情報を得るときは、オーストラリアなら日豪プレスのような日本語情報サイトで調べてしまう。
あるいは学校も仕事も行かずその国を旅して一周するような場合も、現地で知り合いがいないためほとんど英語を話さずに過ごしてしまう。
英語で話してもカフェで注文するときやホテルの受付でのやりとりのみ。
それだとなかなか英語力は上がらないですよね。
ワーホリに行ってもなんだかんだ英語を使わずに生活することは可能です。
そのためワーホリに行っても英語力が上がらない人がいるのです。
語学学校卒業後もメリットいっぱい!

私は語学学校で授業を通して英語を学んだり学校でできた友だちと英語で話す環境を作り出したことで、2か月半の期間で英語力を1レベル上げることに成功しました。
語学学校に通うことはその後のワーホリでもメリットがあります。
例えば仕事を探すときに卒業時の英語レベルを履歴書に書けて証明させることが可能。
私の場合はIntermediateレベルだということをアピールし、ブリスベンでマッサージセラピストの仕事をゲット。
ネイティブ相手にカウンセリングを行ったり電話で予約を承るなど、英語を使う仕事に就くことができました。
また語学学校に通う人の中には別の都市の学校を移籍したり、大学に通い始める人も多いので色んな都市に友だちができることにも繋がります。
私はブリスベンワーホリから日本に帰国する前にメルボルンへ旅行。
その際にブリスベンの語学学校でできたチリ人の友だちがメルボルン校に移籍していたためその友だちと再会。
語学学校に通っていなければただの一人旅になっていたところ、メルボルン旅行中もしっかり英会話をする機会を設けることができました。
私はワーホリの最初の2か月半に語学学校に通ったことで英語力が上がり、その後のワーホリ生活でもメリットがありました。
なので私はワーホリに行くなら語学学校に通うことをおすすめします!
コメント