社会人留学は逃げなの?2カ国留学経験者がホンネで答えてみた。

社会人留学
  • 社会人留学って意味あるの?
  • 留学後の進路ってどうするの?

この記事を読んでいるあなたはこんな疑問を思っていると思います。

ネットでは社会人留学についてネガティブな意見も多い中、

社会人5年目、29歳でギリホリでオーストラリアに行った私が、社会人留学のメリットやデメリットを包み隠さず話していきたいと思います。

結論・行ってよかった

結論から言って、本当に行ってよかったと思います。

今まで日本から一歩も出たことがなかった私はセブで3ヶ月の短期留学、オーストラリアのワーホリを通してこの1年で今までの人生10年分を凝縮したような濃い時間を過ごすことができました。

オーストラリアにワーホリに行くと決心するまでの1年くらいはTwitterやブログを見ては、

「やっぱり辞めた方がいいかな..」

と思うこともありました。

でも、結果的にワーホリに行って本当によかったと思ってます。

今振り返ってみると、あのまま臆病風に吹かされて諦めなかった自分を褒めてあげたいくらいですね。

私は留学前は美容部員として働いてました。

マネージャーやスーパーバイザーというポジションも見えていた私にとって今後のキャリアを考えた場合、ワーホリという選択はデメリットの方が大きい選択だったとも言えます。

実際に上司にワーホリ行くから会社を辞めたいと相談した時に、

「海外行ってどうするの?」とも言われましたから。

確かに嫌いな仕事ではありませんでしたが、仕事と家を往復するだけの毎日がこのまま永遠に続くことを考えると、私はそのまま仕事を続けることはできなかったです。

人生仕事だけが全てではありませんし、上司や同僚、周りの友人たちもいろいろ言うかもしれませんが誰も自分の人生に責任はとってはくれません。

社会人の留学は悩むことも多いかもしれませんが、ぜひ自分の本当の気持ちに正直になって5年後、10年後の自分が後悔しない選択をしてくださいね。

人生1度きりですから!

社会人留学のメリット

それではここから、

私が思う社会人留学のメリットとデメリットを話していきます。

社会人留学のメリット1・長期で海外生活ができるチャンスを活かせる

20代社会人って長期で海外生活ができる最後のチャンスだと思っています。

確かに20代半ば以降になると積み重ねてきたキャリアがあるので仕事も辞めずらくなるのも分かります。

ただ30代以降はさらに仕事も辞めずらくなりますし、留学するという決断はどんどん難しくなるんですよね。

さらに女性の場合は結婚、出産というライフイベントが重ねれば、パートナーが外国の方でない限り結婚後に海外でしかも長期で生活ができる可能性は限りなく低くなります。

私は29歳の時に5年働いた美容部員を辞めてオーストラリアに行きましたが、このタイミングでワーホリに行けなかったらずっと海外に行きたいという思いを抱えたまま仕事をすることになり、

きっと後悔していたと思うんですよね。

私と同い年で今年で32になる留学時代の友人が結婚するということで、ちょうどこないだ渋谷で話していたのですが彼女も同じことを言ってました。

彼女はオーストラリアに1年いた後イギリスに1年ワーホリ に行って、その後はアメリカやスペインなど20代は海外生活を謳歌していたツワモノです。笑。

そんな彼女も結婚後は何かとお金もかかるし、長期海外にで行くのは難しくなるから20代のうちに海外で色々経験できてよかったと言ってました。

その話を聞いて改めて20代のうちに海外生活を経験することができて本当によかったと思ってます。

社会人留学を考える時って将来的なことを考える場合も帰国後の仕事ぐらいまでだと思うんです。

でも5年、10年というスパンで見てみると今以上にリスクなく海外に行けるタイミングってそうないことに気がつくんですよね。

だから短期的な目線だけではなくて、

自分にとって5年後、10年後も後悔しない選択は何か?

ということを基準に考えることが社会人留学を成功させる秘訣だと思ってます。

社会人留学のメリット2・働き方の選択肢が増えた

オーストラリアで生活をしていると今まで当たり前だと思っていたことが全て打ち崩されるような場面に何度も遭遇することになります。

中でも私は仕事に関しては1番影響を受けました。

語学学校で出会った友達はフリーランスとして働いてる人が異様に多かったり、1、2年休職して留学後また元に仕事に復帰することが決まっている人もいたり、

自由に自分の働き方を選んでいる人が多いことに驚きました。

キャリアを捨て、将来の仕事の不安を抱えながらの決断をした私とは180°真逆で正直嫉妬もしていました。

ただ会社で働くことが全てだと思っていた私に、自分で仕事を創るという発想をくれたのも彼らで、今はこうしてブログを書いているのもオーストラリアで働き方の選択肢を広げることができたからです。

今までの自分は、

「こうじゃなきゃいけない」ということに囚われすぎていたんだと気付かされました。

  • 仕事は就活をして得るもの
  • 仕事は会社に行ってするもの
  • お金はお給料としてもらうもの

今まで当たり前だと考えていたことは自分が勝手に思い込んでいただけで、考え方ひとつでどんな働き方もできることを学びました。

仕事に海外で様々なバックボーンを持ってる人に出会うことで人生の選択肢を広げることができますので、ぜひ1人でも多くの人とコミュニケーションをとってみてください。

社会人留学のメリット3・英語力がついた

今まで抽象的なメリットを多く話してきましたが、英語力をあげられることも大きなメリットだと思います。

私の渡航前の英語は酷くて外国人との会話もボディランゲージでなんとか乗り切るくらいので英語力でしたから。笑

それが今では友人との会話なら7割くらいは理解できますし、英語で会話をしていて話が噛み合わないこともなくなりました。

ワーホリや語学留学では英語力はつかないと言われがちですが、ちゃんと勉強すれば普通に英語力は上がります。

社会人留学のデメリット

社会人留学のデメリット1・キャリアが途絶える

社会人留学で1番ネックになる部分は仕事のことだと思います。

特に日本の場合は留学は遊びとみなされることがほとんどで離職期間が長ければ長いほど日本での就職が不利になりますよね。

私もここが1番悩んだことでした。

数千万円規模のプロジェクトを指揮したり、昇進したという話を友人たちから聞くたびにこのまま仕事を辞めて留学しても大丈夫なのか?

ってとても不安になったんですよね。

周りは着実に前に進んでいるのに、私は寄り道していて大丈夫?

そんな思いましたが、でもやっぱり自分は自分なんです。

私は留学しようか1年くらいは悩みました。ブログもたくさん読みましたし、エージェントに行って経験者の話を聞きました。

その中で留学やワーホリをして後悔したという話は1つもなかったんですよね。

このような社会人留学経験者の情報も私がワーホリを決断できた1つの要因だと思います。

なので今ワーホリ に行こうか悩んでる人は実際に行った人の話をたくさん聞くことををお勧めします。

留学するとキャリアが終わる=人生詰む

みたいに思いがちですが、全くそんなことはありません。

実際にワーホリから帰国した後はコールセンターで働きながらこうしてブログを運営できるようになりましたしたからね。

今の時代個人で仕事ができる時代です。

もし渡航前にブログの存在を知っていたらワーホリ中からブログを運営していたと思いますので、むしろ留学という経験を生かして仕事をするために渡航前から準備をしておくというのも、

ワーホリを成功させるために秘訣だと思いますよ。

社会人留学のメリット2・予想以上にお金が掛かる

続いてやっぱり気にあなるのはお金ですよね。私は半年のワーホリで100万ほどかかっていますが、やはり社会人留学をするとお金がかかります。

もちろん、

  • 渡航先
  • 渡航期間
  • 学校に通う期間

などなど、

現地での過ごし方によって費用は異なりますが、それでも数百万単位でかかるのが一般的です。

私は普通に社会人をしていてそれなりの貯金があったのですが、ワーホリだけに数百万単位のお金を投資して大丈夫なのかな?と正直不安にもなるんですよね。

私は将来的に投資を考えて貯金していたということもあったので、経済的なリターンがない社会人留学に今まで貯めてきた金を使ってしまってもいいものだろうかと。

ただ今振り返ってみると、海外での経験はお金には変えられない私の中で貴重な財産となりました。

先ほどもお話しした通り、20代は長期で海外生活ができる最後のチャンスだと私は思ってるので、正直コスパはめちゃくちゃ良かったと思ってます。

確かに社会人留学はお金はかかりますが、ワーホリ、学生ビザでの渡航であれば現地で働くことも可能ですし、オーストラリアは時給が高いので日本以上に稼ぐことも可能です。

私は現地のローカルレストランで時給2000円程度で働いていましたし、私の友人は屠殺工場で月に30万、40万円稼いでいました。笑

費用の問題で悩んでいる方は現地で働くことも加味してプランを考えてみるといいと思いますよ。

まとめ

社会人留学を考えるとどうしてもデメリットだけに目が行きがちですが、冒頭でもお伝えした通り私は社会人留学をして本当によかったと思います。

私は英語力をつけてグローバルに働きたいという漠然とした夢があり、そのための第一歩として留学を決意しました。

結果的にオーストラリアで様々な価値観に触れて企業で働くことが全てじゃないことを知り、今はコールセンターで働きながらフリーランスとして働くためにの土台作りをしてるところです。

正直言って、留学前にはまさかこんな進路になるとは全く予想していませんでした。

留学前は日本に戻って就職することだけを考えてましたが、実際に行ってみると実は留学前に想定していた進路以外にも無限に選択肢があることに気づかされます。

そして私がブログを始めたように留学すること自体が新しい道につながることだって普通にあります。

  • 本気で留学したい
  • 海外生活をなんとか物にしたい

そんな気持ちがあればどんな選択もできるし、どんな選択も正解にすることができる。それが社会人留学のいいところだと思ってます。

私のケースは特殊な例かもしれませんが、1つのモデルケースとしてあなたの判断材料にしてくださいね。

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