私は2019年の9月〜12月の3カ月間、ローカルのスパニッシュレストランで働いていました。
- 英語力がないとローカルジョブなんてゲットできないんじゃない?
- ローカルジョブはハードルが高いって聞くけど実際どうなの?
オーストラリアでローカルジョブをゲットしたいと思っている人でも、こんな風に思っているかもしれませません。
今日の記事を読んでいただければ、
あなたが今どんな状況でもローカルレストランで仕事をゲットできる確率を格段に高めることができるはずです。
私経験も交えて面白く話していきますので、是非最後までお読みくださいね。
私がスパニッシュレストランの仕事をゲットした時の状況
- 働いてたレストラン・・・ローカルのスパニッシュレストラン(日本人は私だけ)
- 働いていた期間・・・2019年9月〜12月(コロナでやむを得なく帰国)
- レストランで働いた経験・・・なし
- 時給・・・1800円(18$)
- 語学学校終了時のクラス・・・intermediate(TOEIC400~600レベル )
- スピーキング力・・言いたことは簡単な単語を使えば伝えることができる
- リスニング力・・・友達と1対1の会話なら7割くらいは理解できる(複数人の会話だと4割くらい、映画字幕なしはむり。)
私はこのような状況でローカルレストランのキッチンハンドというジョブをゲットすることができました。
レジュメをあらかじめ作っておく

私は現地で働くことを想定して渡航前にあらかじめレジュメを作っていきました。
レジュメを作るためにも時間がかかるわけですが、現地の貴重な時間をレジュメ作りに費やすのはもったいないですよね。
ベースとなるレジュメは日本で作っておいて、あとは現地で職種に合わせて修正すればレジュメを作る時間を大幅に節約できます。

私はオーストラリアへ渡航する前は美容部員として働いていましたが、レジュメを作成するに当たって会社が持っている資料も必要になる事もありました。
できれば在職中にレジュメを作っておいた方がいいです!!
直接レストランを周り直接レジュメを渡す。
オーストラリアでローカルジョブを探す場合Gumtreeや日豪プレスなどのサイトを使うことが多いですが、レジュメを持って直接レストランを回るという方法がめちゃくちゃ効果的です。
私もこの方法でローカルのスパニッシュレストランで働くことができましたが、ローカルレストランで仕事をしたい方はこの方法一択じゃないかなと思います。
レジュメを直接渡すメリット1・思いがけないチャンスをモノにできる

レジュメを直接渡すメリットとして一番大きいのは、通常では絶対に働けないようなレベルの高い仕事でも働くチャンスがあるということです。
私が働いてたレストランも当時の私の英語力や職歴では到底当時の私では働けないようなハイレベルなレストランでした。
そんな私でもネイティブでも働くことが難しいようなレストランで仕事をゲットできたのはレジュメを直接渡していたからです。
私が実際にレジュメを手配りした結果は以下の通り。
- レジュメを配った数・・・20,30件
- 連絡が来た数・・・7件
- トライアルできた数・・4件
とこのような感じです。
私がレジュメを持っていったタイミングでちょうどスタッフが欠けたという事で面接できるチャンスを得ることができました。

ダメ元でレジュメを渡して家についたとたん、話がしたいからもう一度店に来てほしいとメールがあったんです。もう、その時は嬉しくてレストランに直行しました。笑
厨房で料理長と軽く話して後日2時間のトライアルへて採用になりました。
なぜ、私がこのようなチャンスに巡り合えたかというと、オーストラリアは日本と違い移民の国なので人の移動が激しいんです。
ワーホリや留学生も多く働いていますし、移住者も多いのでいつ誰が母国に帰ってもおかしくないという状況があります。
そんな理由もあって1つの職場で長く働く人はそれほど多くなく、どのレストランもいつ誰が抜けてもいいように次のアルバイトを探しているんですよね。
なので私のケースのように、レジュメを持っていったタイミングでちょうど欠員が出ていることは結構あります。
ただここで、こんな疑問を持つかもしれません。
いくら空きができたタイミングと重なっても応募した人と全員と面接してから決めるんじゃないの?タイミングなんて関係なくない?
と。
日本の場合はそうかもしれません。
5人分のレジュメがあれば、全員と面接してその中から採用者を選ぶのが普通かと思います。
でもオーストラリアの場合はそもそもレジュメに目を通してもらえることの方が稀です。
誰がいつレジュメを持ってきて、今募集が5人いるからまず全員に連絡して、面接して・・・
なんてことはまずしません。
- スタッフが欠けたタイミングでレジュメ持ってきた人がいたから面接する
- 何となく覚えていたから連絡する
- 毎日毎日しつこく来てるジャパニーズがいるからとりあえず話を聞いてみる
そんなノリで決まります。そうです。適当です。笑
もちろん、職歴やスキルも大事です。アピールポイントがあればそれだけ有利にもなります。
でもワーホリや短期留学で仕事を探す場合、何よりも大事なのはタイミングだと私は思ってます。
だから今の自分では到底働けなさそうでも、自信を持ってレジュメを配っておく。レジュメを1つでも多くのレストランに配ることがローカルジョブをゲットする秘訣です。
レジュメを直接渡すメリット2・競争率が低い

Gumtreeのようなアプリやのサイトで仕事を探す場合はまずその職場が仕事を募集していないと応募することができませんし、多くの人がGumtreeを見て応募するのでそれだけ競争率も高くなります。
競争率が高くなると英語力や職歴で比べられた場合勝ち目も薄くなりますから、ワーホリや留学生にとっては分が悪いですよね。
でも先ほどもお話しした通り、大々的に募集をしていないレストランでもレジュメを持っていけば普通に働くことができます。
むしろ日本のようにこまめにサイトやアプリに募集条項を掲載してるレストランのほうが稀なんですよね。
- Gumtreeや日豪プレス3割
- レジュメの手配り7割
くらいのバランスで使い分けるとローカルジョブをゲットできる確率が高くなると思います。

私が仕事探しをしていた時は3、4件オンラインでアプライしてからレストランを回るというルーティンで仕事探しをしていました。
自信がないことでも出来ると言っておく

嘘ついちゃだめじゃん!
って思うかもしれませんが、自信がないことでも自信があるように見せておくことって超大事なことなんですよね。
あなたが思う「できる」と相手が思う「できる」のハードルは全然違います。
特に日本人は完璧主義者なので自分が思ってる「できる」のラインってめちゃくちゃ高かったりします。
相手が求めるレベルよりもあなたは上回ってるのにもかからず、自信ないオーラを出して相手に「あ、この人は仕事できない人だな」と思われたら超もったいないですよね。
だから例え自信がないことでも「できます」と言っておく、レジュメなら自分の経歴や専門性を具体的に自信を持って書く。
もうハッタリでもいいので自信があるように見せるだけでも、ローカルジョブを取れる確率って全然上がります。英語でうまく伝えられなくても、熱意とかエネルギーの高さは伝わりますからね。
それに私がレジュメで何を書こうと、面接で何を言おうと、最終的に判断するのは相手です。
だから、
こんなこと言っちゃって大丈夫かな?
とか、
こんなことレジュメに書いて大丈夫かな?
と心配して自分を低く見せても、ただチャンスを減らすだけなんですよね。
それならばちょっと盛った自分に合うようにトライアルを全力で頑張るとか、そのあとの行動でカバーしたほうが100倍採用される確率が上がります。
日本なら謙虚な人だとか、正直な人だと思われてプラスの評価に繋がるかもしれません。
でも海外でそのようなことはありません。
謙虚=自分を低く見せる=能力が低いと判断される
です。
日本人は完璧主義者なので、「多少盛ってOK!」くらいの気持ちで臨んだ方が上手くいきますよ!
仕事探しにマニュアルはない。

日本でアルバイトを探す場合、
- レジュメを渡す
- 連絡をもらう
- 面接する
- 合否をもらう。
と1つずつ進んでいきます。
「レジュメちゃんと読んでもらえるかな?」とか、「連絡こないかもしれないからこっちから連絡した方がいいかな?」とか、余計な心配する必要がありません。
日本では全てが体系化されシステマチックに進んでいくので、よく言えば私たちはマニュアルに沿って行動していくだけで仕事を探すことができます。
ただ逆に言えば、日本では思考停止状態でも受け身状態でも仕事に就く事もできるわけです。
でもオーストラリアでは日本の企業のようにあれもこれもやってくれないので、自分の頭で考えて行動しないといつまで経っても仕事にはつけません。
日本のようにマニュアルで動いても仕事が取れない分ハードルが高いと思うかもしれませんが、これはたくさん行動した人、工夫し続けた人にはそれだけチャンスも巡ってくることを意味しています。
私の語学学校時代の友達が編み出した方法は、
断られても毎日レストランに行って皿洗いでもいいからとにかくここで働きたいと言い続ける
という方法。
これを実践しその友達は見事にそのレストランで働くことができたのです。
きっと私の友達は英語力や職歴よりも「まずは顔を覚えてもらうことの方が大事じゃないか?」という仮説を立てたのだと思います。
オーストラリアでの仕事探しにマニュアルはないので、「これいいかも!」と思ったことはどんどんやってみてくださいね。

ちなみにこの方法、私も少し実践したことがありますが「そんなに言うならマネージャーと話してみか?」と言ってもらえた事もあったので効果的だと思います。笑
能動的に動いて仕事をゲットしよう!
仕事探しに限ったことではないですが、オーストラリアで暮らしていると自分の頭で考えないと損をするのは自分という場面にたくさん遭遇します。
仕事探しはその際たる例かなと思うのですが、日本にいた時の自分はいかに思考停止で生きていたのかと思い知らされることがたくさんありました。
採用プロセスも、接客方法も日本ではあらゆることがマニュアル化されていますよね。
確かに物事が体系化されることでプラスの面もたくさんあります。
でもそのマニュアルに頼り切っているといつしか、
- 自分の頭で考えること
- 新しいことを試してみること
今の時代に必要なスキルが削がれていくんじゃないかなと、私はオーストラリアの仕事探しを通して感じていました。
最後はちょっと話がそれましたが、オーストラリアでの仕事探しは数勝負です。最初は日本と違いに戸惑う事もあるかもしれませんが、頑張ってくださいね!
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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