英語学習者では定番の勉強法であるディクテーションですが、今日は私が30日間ディクテーションを続けた結果をお伝えしていきます。
最後に効果的なディクテーションのやり方をお話ししていきますので、もし英語力をあげたいのであれば、このやり方でディクテーションをしてみてください。
ディクテーションを30日続けた結果

私は1日最低2時間はディクテーションをするようにしていたのですが結果は、
- リンキング、リダクションが聞き取れるようになる
- 意味までは理解でいないが英語を英語として聞き取れるようになる
- 単語の区切りがわかるようになる
- 日に日に聞き取れるようになっているのが分かって嬉しい
ディクテーションを始める前は英語を英語と理解できていないほどのリスニング力だった私ですが、
ディクテーションを始める前と30日後では明らかに聞こえ方が変わったので、かなりの効果を実感しています。
英語のリンキング、リダクションが聞き取れるようになる

英語には日本語にはない、リンキングやリダクションという現象が起こります。
どんな現象か簡単に説明すると、
リンキング・・2つの単語の音がくっついて別の音に変化する
リダクション・・弱く短く発音されて発音されないように聞こえる
という感じです。
「got it」 が「ガリィ」に聞こえるのがリンキングですね。
このリンキングやリダクションが日本人にとって馴染みがないので日本人は英語が聞き取れないと言われてますが、逆にここさえマスターすればリスニング力は爆発的に上がります。
私はディクテーションを始めて2週間くらい経ったごろから、英語の聞こえ方が変わってきたのを覚えています。
リンキングやリダクションといった英語特有の音に耳を慣れされるためにディクテーションはかなり有効な勉強法だと思います。
意味までは理解でいないが、英語を英語として聞き取れるようになる

これだけ聞くと「意味ないじゃん」と思われる方も多いかもしれませんが、
リスニングができない人はまず、
英語を英語として聞き取れない
というのが問題なんです。
だからリスニングにおいて英語を聞いて
- 単語の意味が分かる
- 文法を理解できる
という部分よりもまずは、
英語を英語として聞き取ることができるという状態を作ること
が先決です。
でも多くのリスニング練習者は英語を聞いて意味を理解できていないとリスニングは上達していないと思いがちです。
だから英会話初級者は英語を聞いて意味を理解することを目的とした練習をしがちなのですが、まずは英語を英語として聞き取れる練習をするべきだと個人的には思ってます。
その理由は、
英語を聞いただけで意味が理解できる状態とは、英語初級者にとって超レベルが高いことなんです。
私の感覚では、
- レベル0・・・英語を英語として聞き取れない
- レベル1・・英語を英語として聞き取れる(意味はわからない)
- レベル2・・ゆっくりなら聞き取れる
- レベル3・・日本語と同じように聞き取れる
ざっくり分けるとこのような感覚なのですが、
多くの英会話初心者はレベル1に上げるためのトレーニングをしなければいけないのにもかかわらず、レベル3になるためのトレーニングをしています。
筋トレで例えるなら
腕立て10回もできないのに30キロのダンベルを持ち上げようとしても筋トレとしての効果はありませんよね。
腕立て10回→15回→30回→ダンベル2キロ
と徐々に負荷を上げていくからよりより高いレベルに行くことができるわけです。
これはリスニングも全く同じです。
だから英会話初級者がまず目指すのは、
英語の音を聞きと取れるようになること
なんです。
なのでディクテーションを行うときは、英語を聞いたときに意味まで理解できなくてOK。
とにかく英語を書き取ることに集中することが最重要ポイントです。
「あ〜単語のブロックとしてはなんとなく分かるけど何言ってるか分からない」
となれば成長している証拠です。

ディクテーションを続けいると、
輪郭がはっきりして1つ1つの単語が浮かび上がってくる感じになり、さらに部分部分で意味が理解できてるのが分かるようになってきます。
私はこの状態になったのが、ディクテーションを真剣に始めてから大体20日を過ぎた頃ですね。
日に日に聞き取れるようになっているのが分かって嬉しい

ディクテーションが続けられる理由って日々の成長が目に見えることだと思います。
英語の勉強って成長しているのかどうかが分からないから不安になったり、モチベーションが上がらずに挫折してしまうものだと思うんですが、
ディクテーションは日々の成長がめちゃくちゃ分かりやすいです。
これが私がディクテーションを続けられる理由だと思ってます。
私は、
- 黒いボールペンで聞き取った英語を書く(限界まで)
- スペルが分からない単語はカタカナで書く(書きたかった単語が分かるようにしておく)
- 赤で聞き取れなかった部分をチェックする
というやり方でやっていたのですが、日に日に赤文字が減っていくのが嬉しいんですよね。
できている部分とできていない部分が視覚的に分かるので、モチベーションにも繋がります。
ディクテーションの正しいやり方

ここからはディクテーションをより効果的に行うための方法を解説していきます。
ディクテーションをする上でやりがちなミスも併せてお伝えしていくので参考にしていただければと思います。
ディクテーションの手順はこのような感じです。
- 自分の英語レベルに合わせた音声を用意する
- 聞いた通りに英語を書き取る(何度も繰り返し聞いて書き取る限界まで)
- 最後に赤ペンで間違えたところを修正する
- 最後に間違えたところを重点的に聞く
自分の英語レベルに合わせた音声を用意する

ディクテーションはまず書き取るための音声が必要なのですが、この音声選びが超重要です。
- 単語が難しい
- 尺が長い
- スピーキング速度が速い
こういう素材を選んでしまうと全く書き取ることができずに効果が半減してしまいます。
私は音声を選ぶ際はディクテーションをやって少なくとも半分程度は書き取れるくらいの音声を選ぶようにしていましたが、
初めてディクテーションをするときは、
- 尺は1分くらい
- 半分くらいは書き取れるもの
- 難しい単語が頻出しないもの
が好ましいですね。
私は、究極の英語リスニングというアプリを使っています。
この究極の英語リスニングは音声素材も豊富ですし、操作性も抜群なのでディクテーションにもってこいのアプリですので超オススメです!
聞いた通りに英語を書き取る

書き取る音声を用意したらあとは繰り返し音声を聞き英語を書き取っていくだけです。
その際のポイントは、
- 何回も繰り返し聞く(限界まで)
- スペルが分からなくてもOK
- 意味が理解できなくてもOK
特に2と3が超重要ポイントです。
先ほども少しお話ししましたが、ディクテーションは英語を英語として聞き取るトレーニングです。ですので意味が理解できなくても全然OKです。
ブログなどでもディクテーションを行う際は意味を考えながら聞くと言われてる方も多いですが、私は意味や和訳は無視して英語の音を聞き取ることに集中した方がいいと思ってます。
そもそもなのですが、
もし英語を聞きいて和訳まで理解できるとしたらディクテーションをするまでもなくリスニングができてると思いませんか?
なのでディクテーションをするときは、
- 単語の意味はわからなくてもOK
- 和訳できなくてもOK
とにかく英語の音に集中して単語を書き取る!
何回聴いてもいいので、とにかく音声を聞いて英語の音を聞くことに集中する!
そして聞き取れない箇所も予想して書くなどブランクを作らないことが重要です。
限界まで聞けば聞くほどレベルアップします。
最後に赤ペンで間違えたところを修正する

もう無理!
というとことまできたら最後に答え合わせをしていきます。
その際に赤ペンで聞き取れなかった部分を赤で書いていきます。
私はスペルミスよりもリンキングで音が繋がっている箇所、リダクションで音が消えている箇所など音が変化している箇所に注目するようにしています。
例えば、
thatが正しい箇所をdadと書き取ったとします。となると「that」という単語は「dad」に聞こえるということが理解できます。
他にも「reality」など「ty」で終わる単語の終わりは「d」に近い音になったりと、音がどう変わるかが赤で修正した際に分かるようにすると復習が捗ります。

ちなみに、私はスペルミスは一切無視していました。
理由はスペルを正しく書けるかどうかは単語の知識に依存するからです。
つまりスペルを正しく書くとことと、英語の音を聞き取ることは関係ないんですよね。
スペルミスをするとなんかモヤモヤしますが、そこは割り切ってしまうと音を聞き取ることに集中できてトレーニングが捗りました。
まとめ
ディクテーションについて色々お話ししてきましたが、私もまだディクテーションという勉強を始めたばかりです。
私は現在1ヶ月ちょっと継続している段階ですが、英語の聞こえ方が変わってきたと実感できているので、英語初級者が最初に行う勉強法としてディクテーションはかなり効果的な勉強だと思います。
今後も継続していくので、またこのブログで報告させていただきます!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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